連載インタビュー企画 あなたの想いをカクサ〜ン! vol.4 原発問題
オテントSUN

アロハー! 今日はボク、自然大好きオテントSUNが、日本共産党の井上さとしさんと反原発をトークしていきます。イェイ!

井上

よろしくお願いします。しっかし暑いですね。オテントSUN、毎日忙しいでしょ。

オテントSUN

夏は働く時間が長くてね~。でも参議院選挙に向けて、井上さんも忙しいでしょ。

井上

いえいえ、忙しいなんて言ってられませんよ。

オテントSUN

大変ですね!・・・では本題に入りましょうか。最近では、原発が年内にも再稼働されちゃうんじゃないかって話が出てますよね。ボク、気が気じゃなくって。

井上

再稼働なんて、いまの福島第1原発の現状を見てもありえませんよ。フクイチでは、毎日400トンもの放射能汚染水が増え続け、外部にあふれ出る瀬戸際です。汚染水に含まれる放射性物質の量は、大震災直後の水素爆発で大気中に放出されたものの約10倍といわれてるんですよ。

オテントSUN

汚染水が海に出るなんてほんとヤバいヨ!こう見えてボク、サーファーなんだから。すぐに波が蒸発しちゃって困るんだけどネ、ハッハッハー! いや、笑いごとじゃない!

井上

国も東電も、「汚染水はいずれ海に流せばいい」という姿勢です。そういう無責任な態度のおおもとにあるのが、「事故収束宣言」です。「収束宣言」を撤回し、事故の収束と廃炉、除染と賠償にきちっと責任を負う。このことを東電と政府に強く求めます。

オテントSUN

ところが、安倍内閣は再稼働に前のめり。「新基準」を原子力規制委員会が決めたって、ニュースでやってましたネ。これに基づいて再稼働をどんどん進めようとしてる。むうう、だんだんハラが立ってきたでー。

井上

「新基準」については私も国会で追及したんですが、とにかくずさんで、抜け道だらけです。ふつう「基準」といったら、震度いくら以上の地震に備えてどうする、何メートルの津波に備えてこうする、というもののはず。ところが今回の基準には、一切数値の定めがない。これじゃ電力会社の裁量でいくらでも甘くなります。驚くのは、活断層があっても、地表に見えていなければ、真上に原発を建ててもいいんだと。

オテントSUN

地震おきたら原発まっぷたつやん!日本終わってまうがな!国民なめとんのかぁぁ!…あっ失礼、頭にくるとつい関西弁に…。自民党の高市政調会長が「原発事故で死んだ人はいない」といって、大批判をあびて発言撤回してたけど、とにかく福島の事故を、国も東電も、本気で反省してないですネ。

井上

そのとおり。加害者意識がまったくなく、自分たちも地震や津波の「被害者」だと思ってるふしがあるんですね。そしていま、原発利権に群がり、大もうけをしてきた勢力が、再稼働と輸出をやるんだと巻き返しをはかっている。安倍内閣が「成長戦略」に「原発の活用」を盛り込んだってところに、原発利益共同体の執念が見えます。

オテントSUN

ええ加減にさらせやぼけぇ!!…はっ!し、失礼。

井上

安倍首相自身が「トップセールス」だとかいって、何百人も財界・原発関連企業の関係者を引き連れて原発売り込みに歩いてますでしょ。「原発事故を経験した日本こそ、世界一安全な原発を提供できる」が売り文句だという。まさに「なめとんのか!」ですよ。共産党は、再稼働も輸出もやめさせるためにがんばります。

オテントSUN

日本は自然エネルギーにもっと力を入れるべきですよネ。ボクはさぁ、すごいやる気なんだけど、あんまりお呼びがかからなくって。ボクたち自然エネルギーは、原発の40倍も潜在パワーがあるってこと、もっとみんなに知ってほしいヨ。

井上

そうですね。日本は豊かな自然エネルギーに恵まれた国。それを活用すれば、新しい産業を生み、雇用をつくり、地域経済を元気にします。国民の7割がのぞんでいる「原発ゼロ」を実現するために、いっしょに力をあわせましょう。

日本の自然エネルギーは大きな可能性を持っている / 原発ゼロに国民の7割が賛成
オテントSUN

よ~し、燃えに燃えてがんばるぞ! さ、仕事仕事!
原発ゼロを、カクサーン!

井上

オ、オテントSUN!? 空に飛んで行っちゃったよ…。