第5講 平和を脅かす憲法改悪を許すな!

とぅっ!わしは、ポーケン師匠!日本国憲法を愛する日本国拳法の達人じゃ!この顔はなじみないかもしれんが、みんなが学校の授業で習ってきた憲法原文を載せた冊子なんじゃよ。憲法は、ふだん目には見えないけれど、みんなの暮らしや平和を守っている、空気のような大事な存在なんじゃよ。

わしが生まれたのは戦争が終わった66年前。「もう戦争しなくていいんだ」「戦争の恐怖に怯えなくていいんだ」って多くの日本人が喜びに沸いていたわい。わしの誇りは「日本は、戦後一度もよその国で武力で人を殺していない」ってことよ。そのおかげで、日本は平和な国だと世界からも信頼されておるんじゃよ。

じゃが最近、誇り高きわが日本国憲法を改定し、日本を海外で戦争する国にしようと企むやからが目立ちはじめた。なんて愚かなことじゃ!「武力じゃなく外交で」っちゅうと、「平和ボケ」「そんなの理想」とかいうもんもおる。しかし、それこそ現実見えてるか!?って思うんじゃ。戦争があったアフガニスタンやイラクのこと知っとるか?たくさんの市民や子供たちが殺され、今も戦争の泥沼じゃ。戦地に行った兵士たちもたくさん死んだし、生きて帰っても戦争の後遺症で苦しんでいる人がたくさんおるではないかっ!あちょぉぉぉっ!・・・無念じゃ。

日本共産党は、9条を生かした平和外交で、アジアと世界の平和に貢献する日本にしようと提案しておる。そして、「ASEAN方式を北東アジアにも広げよう」と考えているんじゃが、憲法第9条と同じように、ASEAN(東南アジア諸国連合)の国々は「紛争は話し合いで解決」「戦争の放棄」というルールを決めとるんじゃ。そして、今、中国やアメリカにも戦争放棄の条約を結ぼうと働きかけておる。平和外交は、絵空事なんかではない。現実に実践されておるんじゃよ!ふぉ〜っふぉっふぉっふぉふぉっふぉごっ!・・・ひれは、はしゅれた。(入れ歯、外れた。)

ポーケン師匠