本日は、日本共産党 副委員長にして、医師をされている
小池晃さんに来ていただきました。どうも、ごぶさたです。
ごぶさたしてます。
小池さん、あたしゃ最近心配でたまらんのですよ。
なにがですか?
アベノリスクですよ!ア・べ・ノ・リスク!
いやいや、ある意味“リスク”ですが、正しくは、“アベノミクス”ですね。
そうそれ!とにかく、なんか調子のいいこと言って、消費税をあげようっていうんでしょ。聞くところによると、10%まであげるっていうじゃない。
消費税っていうのは、若い世代や子育て世代に重たく、お金持ちや大企業に軽い、ホントに不公平な税金なんですよ。10%になったら、4人家族のサラリーマン世帯では、1カ月分くらいの給料がふっとぶ大増税で、共産党は「中止せよ」って主張してるんですよ。
頼みますよ~、これ以上、国民の小遣いが減ったらあたしの出番がなくなっちゃう!
これは、小遣いが減るどころの問題じゃないんですよ。
といいますと?
日本経済の底がぬけて、不景気がますますひどくなってしまう危険があるんです。
やっぱり“アベノリスク!”
実際、1997年に消費税を5%にあげたときがそう。増税と社会保障の負担増で、ドーンと景気が悪くなっちゃった。でも、あのときはまだ国民の所得は上がってたんですよ。いまは下がりっぱなしでしょ。いま増税をやったら、風邪引いている人をハダカで外に放り出すのと同じ。肺炎になっちゃいますよ。
じゃあさ、共産党はどうするべきだと思ってるの?
共産党がいま必要だと考えるのは、「賃金アップ」と「安定した雇用の拡大」です。増税はきっぱり中止して、国民の所得をふやせば、内需がふえる。そうなれば売上ものびて、経済が元気になる。税収だってふえるから、財政赤字もへらしていける。一石二鳥どころか、三鳥、四鳥の対策です。
でも、日本の財政は赤字だってよく言われてるじゃない?消費税上げなくても、ホントに大丈夫なの?
大丈夫です。まずは、徹底的にムダづかいをなくす。だいたい政府は、「財源がない」っていいながら、増税を決めたとたんにムダづかいの蛇口全開でしょ。
ホント、ホント。このままじゃ、日本がムダづかいの水で水浸しだよ!
不要不急の大型公共事業は見直して、米軍への「思いやり予算」にもバッサリメスを入れる。わたしたち共産党は、聖域のないムダ削減で3.5兆円、富裕層や大企業減税をやめて8~11兆円の財源ができるっていってるんですよ。もちろん、原発推進予算なんて大幅に削る。金持ち減税どころか、アメリカでも「富裕層に増税を」っていうのが、いまや流れになってますよ。
なるほど。消費税増税の前に、やるべきことがたくさんあるってわけですね。
そのとおり。でもね、わたしたちは、「やるべきことをやったら消費税を上げる」ってわけじゃないんですよ。ムダを一掃する財政改革、それぞれの力に応じて税金を負担する税制改革、「ルールある経済社会」をめざす経済改革、この3つを“合わせ技”でおこなう。そうすれば、もっと社会保障を充実させるための財源だってできるんです。
いいこと言いますねぇ!
当然の政策ですよ。
ところで、安倍政権は、参議院選挙では消費税増税についてははっきりいわないで、ごまかそうとしているとか…。
とんでもない話ですよね。増税は、「参院選が終わってから決める」っていい出したんですよ。わたしたちは、参院選で増税の是非を問い、大争点にすべきだと考えています!
よっ。世直しドクター小池! あなたの想いを、カクサーン!