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2025年4月13日(日)

万博きょう危険抱え開幕

 大阪・関西万博が13日、ガス爆発などさまざまな危険を抱えたまま、廃棄物の現役処分場を含む人工島、大阪市・夢洲(ゆめしま)で半年間の予定で開幕します。同万博は、カジノのインフラ整備を税金で進めるために、維新府政と自公政権が大阪市の夢洲に誘致したもので、破綻の淵に立たされるなかでの開催となっています。(関連記事)

 日本共産党は、万博の試験開催「テストラン」でも、党大阪府守口市議の通報で爆発下限超えのメタンガスが確認されたことなどをあげ、危険性を除去できない以上、開催を中止すべきだと求めてきました。

 1400万枚の前売り目標の入場券は9日現在で約907万枚と6割程度。赤字となればさらなる住民負担の危険を抱えています。夢洲は地震など自然災害に脆弱(ぜいじゃく)で、陸路は道路と地下鉄しかなく、危険な場所に多数の人を集めて万博を開くこと自体の是非が問われています。

 12日には会場内で開会式が行われ、あいさつした石破茂首相は「安全に皆さまを迎え、開催する責任を果たしていく」と述べ、問われている安全問題に言及せざるをえませんでした。