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日本共産党

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2025年4月13日(日)

都議選勝利へ党幹部訴え

葛飾で田村委員長・吉良・和泉氏

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(写真)演説会参加者の声援を受ける(左から)和泉都議、田村委員長、吉良参院議員=12日、東京都葛飾区

 東京都議選(6月13日告示、22日投票)で日本共産党の現有19議席を必ず確保し、さらなる躍進を勝ち取り、参院選勝利につなげようと、田村智子委員長をはじめ党幹部が12日、都内でいっせいに演説会で訴えました。田村氏は葛飾区、小池晃書記局長は世田谷区、山添拓政策委員長は江東区で各都議予定候補らとともに党への支持を呼び掛けました。

 田村委員長は吉良よし子参院東京選挙区予定候補、和泉なおみ都議予定候補らとともに、「自公政権と真っ向から対決する日本共産党の躍進こそ、国民の切実な要求が実現できる」と訴えました。

 田村氏は、和泉予定候補が都議団の幹事長として他会派に働きかける中心的な役割を担って、学校給食の無償化やシルバーパスの負担軽減、補聴器購入費の助成拡大を実現させてきたと紹介。「暮らしを守る都議会野党第1党の力を発揮する共産党を押し上げてほしい」と強調しました。

 物価高騰から都民の暮らしを守るため、党都議団が緊急政策を発表したと紹介。中小企業の賃上げ補助、水道料金値下げ、家賃補助、子どもの交通費補助など暮らしを応援する政策の実現を呼び掛けました。また、規制緩和による再開発で住宅や家賃が高騰していると指摘。「『稼ぐ東京』から『住み続けられる東京』へ政治の転換を。これを言えるのは共産党だけだ」と強調しました。

 国政では、消費税減税を求める論戦で石破自公政権を追い詰めてきたことを紹介。「国民の運動と党の論戦の力が、他党の中に消費税減税の声を起こしている」「責任ある財源を示す共産党の躍進で、消費税減税の実現を」と訴えました。

 吉良氏は、学校給食費の無償化を国会で追及し、文部科学相から前向きな答弁を勝ち取り、党都議団など各議員団も議会で取り上げて全国547自治体、都内全ての自治体で給食費無償化を切り開いたと紹介。理不尽な校則や就活セクハラ、生理の問題なども取り上げ、「一人ひとりの困難に光を当て、解決するまであきらめないのが共産党だ」と訴えました。

 和泉氏は、野党第1党として野党会派をまとめ、多くの場面で3分の1の勢力が都民要求の立場で力を合わせる状況をつくり「オール与党体制に変化を起こしている」と紹介。「共産党都議団の躍進で、もっと暮らしを支える都政が実現できる」と訴えました。

 田村氏は演説会後、入党懇談会で参加者と懇談。「困っている人を助ける共産党の熱意がすごい」と語った女性が入党を決意しました。