2025年4月7日(月)
新基地建設中止一刻も早く
小池書記局長 辺野古・大浦湾を調査
![]() (写真)林立するサンド・コンパクション船を見る小池晃書記局長=6日、沖縄県名護市辺野古 |
日本共産党の小池晃書記局長は6日、米軍新基地建設に伴い、「地盤改良」のための砂ぐい打ち込みが強行されている沖縄県名護市辺野古の大浦湾を視察しました。辺野古代執行取り消し訴訟団・団長の東恩納(ひがしおんな)琢磨名護市議、日本共産党の吉居俊平同市議とともにグラスボートに乗り込み、説明を受けました。
政府は今年1月に軟弱地盤を固めるための砂ぐいの打ち込みに着手。現場には、国内に十数隻しか存在しないといわれる作業船(サンドコンパクション船)が6隻集結し、砂ぐいを海底に打ち込むための巨大な筒が林立。小池氏は、昨年8月に視察したときから一変した大浦湾の様相に驚きを隠しませんでした。
東恩納氏は、まず台船に砂を運び、台船から砂を作業船に積み替え、筒を通して砂を流し込むという手順で、1日数本しか砂ぐいはつくれないと説明。「7万本以上打つと言うが、気の遠くなるような作業だ」と指摘しました。さらに、沖縄防衛局は海のにごりを抑えるために砂を敷くと説明していたのに、今はやっていないと述べ、ずさんな工事を告発しました。
吉居氏は、「今日は日曜日で工事は休みなので静かだが、平日はくい打ちの大きな音が周囲に響き渡る」と説明しました。
小池氏は、「税金を無駄遣いし、自然を破壊し、完成の展望もない。辺野古新基地建設を一刻も早く止めるために力をあわせましょう」と訴えました。