しんぶん赤旗

お問い合わせ

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら

2025年4月7日(月)

高良さちか氏 出馬を受諾

参院沖縄選挙区 オール沖縄で

辺野古新基地建設に「一貫して反対」

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力から参院沖縄選挙区(改選数1)への立候補要請を受けていた沖縄大学教授の高良さちか氏(46)が6日、那覇市内で会見し、立候補する意向を明らかにしました。


写真

(写真)「オール沖縄」に結集する政党や労働団体の代表とともに、会見に臨む高良さちか氏=6日、那覇市

 高良氏は、これまで研究者や市民の立場で、沖縄のあらゆる問題に取り組んできたと自身の経歴に言及。「今回、要請をいただき、より直接的に沖縄の政治状況を変えられる力を得て、市民とともに取り組んでいけるのではと思い、引き受けることにした」と述べました。大学勤務は休職し、無所属で立候補する見通しだと語りました。

 物価高騰で若い世代をはじめ多くの人たちが直面するくらしの問題の解決に力を入れていきたいと指摘。「戦後80年を迎えるなかでの平和の問題、ジェンダー平等、人権にも取り組んでいく。子育て世代ということもあり、将来世代がよりよい環境を享受していけるようにしていかなければ」と述べました。

 辺野古新基地建設については「一貫して反対しています。非常に理不尽な政策であり、現実的ではないということを沖縄の側から訴えてきた」と述べました。

 同選挙区には、自民、参政各党が新人を擁立すると発表。自民党の奥間亮前那覇市議との事実上の一騎打ちとなる見通しです。

 高良氏の略歴 1979年、那覇市生まれ。北九州市立大学大学院博士後期課程修了。非常勤講師などを経て2019年から沖縄大学教授(憲法・ジェンダー学)。昨年12月の沖縄県民大会で実行委員会共同代表。