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2025年4月7日(月)

参院比例5議席を確保 選挙区の「オール沖縄」 那覇市議選6人必勝へ

那覇市 小池書記局長が応援

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(写真)声援に応える小池晃書記局長(中央)、赤嶺政賢衆院議員(その左)、白川よう子参院比例予定候補(中央右)と各予定候補者=6日、那覇市

 7月20日投票が見込まれる参院選での比例5議席確保、沖縄選挙区での「オール沖縄」必勝と、同日投票の那覇市議選必勝へ向けて、日本共産党沖縄県委員会は6日、那覇市内で演説会を開きました。小池晃書記局長、白川よう子比例予定候補、那覇市議選で再選を期すフルゲン茂治、ワク川朝渉、我如古イチロー、マエダちひろ、西中間ヒサエ、上原やすおの6市議らがそろい踏みしました。

 小池氏は、16歳未満の少女に対する性的暴行など、米軍による人権蹂躙(じゅうりん)の犯罪が県内で相次いでいるのに、石破茂首相が国会で「米軍駐留で犯罪が起こっているという因果関係は知らない」と平然と言い放ったことを告発。「『日米同盟』といわれると思考停止に陥る。こんな政治は変えよう」と力を込めました。

 戦後80年の節目にふれ、凄惨(せいさん)な地上戦の舞台になり、戦後は米軍支配下におかれた県民の願いは「基地のない平和な沖縄」であり、「沖縄と本土の連帯で、辺野古新基地ストップ、普天間基地の無条件返還を」と訴えました。

 那覇市議選をめぐり、小池氏は「三つのモノサシ」をあげました。第1は、「物価高騰から市民のいのちと暮らしを守るのはどの党か」です。

 市民の要求に沿って学校給食無償化を実現した共産党市議団の実績と、(1)全世帯と子ども食堂へのお米券の配布(2)困窮家庭の水道料金減免、電気・ガス・ガソリン代の補助(3)国保税1世帯1万円の減税(4)低所得者への家賃補助―を、補正予算を編成して緊急に行うよう提案したことを紹介。「6人全員勝利で、ぜひ実現を」と力を込めました。

 第2は、「戦後80年、戦争の心配のない平和な沖縄をつくる、大軍拡の石破政権にノーの審判をくだす」ことです。

 小池氏は、民意を踏みにじり、知事の権限を奪う「代執行」で強行している辺野古新基地建設は、大浦湾側の超軟弱地盤の改良がいつ終わるかも見通せず、今年度末で埋め立てが終わるのは全体の17・5%なのに、予算の8割を使ってしまうなど「工期の面でも、予算の面でも破たんしている」と指摘。「反戦・平和をつらぬく共産党の6人勝利で、辺野古新基地ノー、『戦争への道』をすすむ石破政権はノーの審判をくだそう」と呼びかけました。

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(写真)小池晃書記局長の訴えを聞く人たち=6日、那覇市

 第3は、「玉城デニー知事を支えるオール沖縄の前進をつくる選挙」です。

 小池氏は、自民は大量立候補を狙っており、参院選勝利と「オール沖縄」県政の転覆につなげていく狙いだと指摘。「『オール沖縄』の要である共産党6人全員勝利で、来年の知事選、那覇市長選勝利の力にしていこう」と訴えました。

 小池氏は最後に、「那覇市議団の値打ち」をあげました。市民の要求に応え、粘り強く取り組んで実現させた実績として、(1)中学卒業まで無料になった子ども医療費。1972年、共産党の瀬長フミ市議が県内で初めて取り上げ、一歩ずつ拡充させてきた(2)男性・女性で差別しない社会づくり。全国2番目のレインボー宣言と5番目のパートナーシップ登録制度を実現させた(3)2021年から高齢者の補聴器購入補助が実現―などを紹介。政治とカネの問題で、市有地をめぐる贈収賄事件で自民党議長の辞職や真相究明を真っ先に要求。市議の後援会の政治資金報告書への不記載や、知念覚市長の政治資金パーティー券を市職員に販売していた疑いなども明らかにしたことにふれました。

 そして、辺野古埋め立てを承認した仲井真弘多元知事の裏切りに「いまこそ保守・革新をこえ、建白書で団結しよう」と呼びかけたのが共産党那覇市議団だと述べ、6人全員勝利を重ねて訴えました。

 白川よう子比例代表予定候補は、「物価高騰で国民が苦しむ一方、九州・沖縄には大軍拡の波が押し寄せている」と告発。政治を根本から変えるために、日本共産党の比例5議席確保を訴えました。うるま市議補選の玉城ナオキ予定候補、与那原町議選の宮里たけし両予定候補も登壇し、訴えました。

 沖縄県の玉城デニー知事、参院沖縄選挙区で「オール沖縄」からの立候補要請を受諾した高良さちか氏、うるま市長選(27日投票)の照屋タイガ予定候補がメッセージを寄せました。