2025年3月23日(日)
改憲・大軍拡止めよう
憲法会議結成60年 記念講演会
祝う会に小池氏
![]() (写真)憲法会議結成60年で記念講演する渡辺氏(正面)=22日、東京都千代田区 |
結成60年を迎えた憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は22日、東京都内で、渡辺治一橋大学名誉教授の記念講演会を開きました。昨年の総選挙で少数与党になったもとで軍拡反対、明文改憲阻止の闘いの先頭に立ち、市民と野党の共闘の再構築・強化に向けた決意を固め合いました。
憲法会議は1965年3月、末川博、鈴木安蔵、田畑忍ら憲法学者や大西良慶(清水寺貫主)、羽仁説子(評論家)ら各界著名人の呼びかけで結成。憲法の価値を学び広げる「憲法運動」を展開してきました。
渡辺氏は、憲法会議60年は6度の明文改憲攻勢、解釈改憲の策動と闘い「戦争させない国」をつくってきた60年だと強調しました。
石破茂政権が米国の要求に従い、軍拡、明文改憲に執着していると批判。「軍拡・戦争反対を掲げて憲法破壊、明文改憲を阻止する闘いの先頭に立ち、市民と野党の共闘を再構築・強化する憲法会議の役割に期待する」と述べました。
結成60年を祝うレセプションで石山久男代表幹事は「改憲を阻止し、憲法が生きる社会を実現しよう」と開会あいさつしました。
全労連の秋山正臣議長、憲法共同センターの小田川義和共同代表、日本共産党の小池晃書記局長が来賓あいさつ。秋山氏は「戦争させなかった運動・世論をつくってきたのは憲法会議の成果」、小田川氏は「気を緩めることなく一緒に闘いを進める」、小池氏は「暮らしも財政も破壊する大軍拡を止め、憲法に基づく政治の実現へ力を尽くす」と述べました。