2025年3月22日(土)
米軍艦 神戸港入港許可
非核神戸方式以来50年で初
非核証明書 提出せず
入港する外国軍艦に非核証明書提出を義務づけた非核「神戸方式」を実施する神戸港にアメリカが掃海艇「ウォーリア」の入港を申請していた問題で神戸市当局は21日、非核証明書なしに入港を許可したことを明らかにしました。米軍艦の神戸港入港は非核「神戸方式」確立以来50年間で初めてとなります。
日本共産党神戸市議団に対し市当局は入港を許可したことを認め、市の照会に外務省からウォーリアは「核兵器を搭載していないことにつき、わが国政府として疑いを有していない」と回答があったと説明しました。しかし、アメリカは核積載の有無を明らかにしない方針であり、外務省の回答は非核証明書に代わるものではありません。
党市議団は同日、「非核『神戸方式』に風穴をあける、非核証明書の提出のない米艦船の入港許可に断固抗議し、入港撤回を厳重に求める」とした要望書を久元喜造市長と港湾局長に提出しました。
港湾労働者と市民らは入港予定の24日に現地(摩耶埠頭〈ふとう〉)で抗議集会を開く計画です。