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2025年3月16日(日)

先見えぬ建て替え 家賃値上げに悲鳴

国交省とURに吉良氏・大つき都議予定候補ら要請

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(写真)URに要請する大つきかおり都議予定候補(中央)、吉良よし子参院議員(その右)、住民、党区議ら=11日、参院議員会館

 日本共産党の吉良よし子参院議員、大つきかおり都議予定候補は11日、UR大島四丁目団地(江東区・7棟2514戸)の建て替え問題で、住民らと国交省、URに要請しました。あぜ上三和子都議、区議も参加。先月、第1期の3~5号棟全991戸の訪問で190人から寄せられたアンケートを示し、対応を求めました。

 住民や区議が「一番の不安は家賃。年金も下がり、むしろ下げてほしい」「家賃が15万円になるのではと聞き、夜も眠れず体調を崩した高齢者がいる」など実態を訴えました。

 大つき予定候補は「来年以降の移転条件や建て替え後の家賃が示されていない。先が見えず不安ばかりだ」「家賃は上げるべきではない」と求めました。

 URは建て替え後は近傍同種家賃になると、値上げを改めて明言。戻り入居者には「一定の減額措置を取る。高齢者、低所得者には特別減額措置を取る」としましたが、値上げになりうることは否定しませんでした。戻り入居をしない早期移転者への家賃補助や家賃減額は「確定ではないが来年以降の人も同様の措置をとる」とのべました。

 「情報や選択肢が十分示されていない」との指摘を認め、「今日の話を受け、住民の心配に応えることを考えていきたい」とのべました。

 吉良議員、大つき予定候補は「戻りたいけれど戻れない。建て替えを機に追い出されることがないよう」強く求めました。