2025年3月14日(金)
物価上回る大幅賃上げを
全労連・国民春闘 全国でスト・集会・宣伝
NTTでスト決行
春闘の集中回答翌日の13日、全労連・国民春闘共闘委員会などは、すべての労働者に物価高騰を上回る大幅賃上げ・回答上積み、労働時間短縮などを求めて、ケア労働者、金属・情報産業、映画演劇産業などのストライキをはじめ、集会、宣伝など全国統一行動に取り組みました。
![]() (写真)大幅賃上げを求めるNTT労働者と支援者たち=13日、東京・大手町 |
NTT労働者でつくるJMITU(日本金属製造情報通信労働組合)通信産業本部は、全国6事業所でストを決行。東京・大手町のNTT持ち株会社前でスト集会を開きました。
NTTは表向き月額1万2000円相当の「満額回答」だとアピールしていますが、実際には、基本賃金の引き上げがわずか平均700円。通信産業本部は、賃上げ3万8000円、非正規雇用の時給400円増を要求し、NTTの内部留保10兆4655億円の4・82%を使うだけで実現できると訴えています。
宇佐美俊一委員長は、「評価やランクで配分すれば、実際の賃上げは1万2000円の回答額より大きく下がる。物価高騰から暮らしを守り、生活を向上させるために再検討すべきだ」と求めました。
全労連の黒澤幸一事務局長は、「大幅賃上げが必要だという世論をつくったのは私たちの闘いだ」と強調。大企業の内部留保を還元させ、賃上げ抑制を受けるケア労働者をはじめ、中小企業、非正規雇用などあらゆる労働者に賃上げを波及させようと呼びかけました。