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2025年2月2日(日)

いま「赤旗」を 注目の紙面

被爆者の闘い追って

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(写真)内外での被爆者運動を報じる「しんぶん赤旗」

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)とノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会は1日、東京都内とオンラインを併用し、ノーベル平和賞受賞を受けた代表団帰国報告会、日本被団協を語る集いを開き、被爆者や支援者を前に受賞の意義や継承について語りました。

 開会あいさつした日本被団協の家島昌志代表理事は、「核兵器廃絶は世界市民の責任だ。日本政府は大きな責任を負っている。われわれも全力をつくして運動をしたい」と述べました。

 濱住治郎事務局次長・事務局長代行は、ノーベル委員会委員長と日本被団協の田中熙巳(てるみ)代表委員のスピーチを紹介。「核兵器で命は守れるのかを問い、自国の核政策を変えさせる運動を世界で広げることが大事だ」と語りました。被爆80年の今年、10月に日本被団協の歩みと証言をテーマにしたイベントを予定していることや、国会要請などさまざまな行動を行いたいと語りました。

 田中熙巳代表委員は、授賞式にまつわるエピソードを語り、「スピーチ」の中で繰り返し述べた国家補償について説明。被爆80年を核兵器廃絶の大きなうねりをつくる年にするために、前倒しで日本被団協にノーベル平和賞を授賞したノーベル委員会に「感動した」と語りました。

 支援団体の代表らが祝辞を述べました。会場には賞状とメダルが置かれ、注目が集まりました。