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2024年12月28日(土)

被爆者が遊説 来月15~28日

スペイン・フランスに代表派遣

被団協など

写真

(写真)田中重光代表委員

 ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が「2025年を、核兵器の非人道性を世界に広げる大運動の年にする」第一歩として、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)とともに、来年1月15日から28日までスペイン、フランスで被爆者遊説ツアーを行います。日本原水協が発表しました。

 代表団は、北大西洋条約機構(NATO)の「核の傘」の下にあるスペイン、核保有国のフランスで被爆の実相を広げ、両国の核兵器禁止条約への参加を訴えます。

 訪問期間中の1月22日に禁止条約発効日を迎えます。この日を3月の禁止条約第3回締約国会議に向けた日本、スペイン、フランスの共同行動と位置づけ、核兵器禁止・廃絶の支持と世論を高め、核兵器のない世界へのうねりをつくるとしています。

 日本被団協から参加する田中重光代表委員は、「核の傘の下にある国とNATOの国が日本被団協のノーベル平和賞をどう受け止めているのかを知りたい。まずは禁止条約へのオブザーバー参加も呼びかけ、核兵器のない世界の実現に向け働きかけます」と表明しています。

 日本原水協から土田弥生事務局次長ら6人が参加。大臣との懇談をはじめ、国会議員や平和団体、労働組合との懇談、学生への被爆証言、現地集会・デモへの参加などを予定しています。