2024年12月3日(火)
2024流行語大賞トップテンに「裏金問題」
![]() (写真)上脇博之教授 |
この1年の世相を反映した言葉を選ぶ「2024ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が2日、発表されました。トップテンには、自民党の派閥のパーティー券収入を巡る「裏金問題」が選ばれました。
神戸学院大学の上脇博之教授が受賞しました。オンラインであいさつした上脇さんは、90人の裏金議員や刑事告発のきっかけになった「しんぶん赤旗」日曜版の記者などをあげ、「私以外の方で適任者がおられるのではないか」と受賞を悩みに悩んだと振り返りました。「流行語となったのは、多くの国民が生活が苦しい中で、なぜ政治家が起訴されないのか怒りを感じられた方が多かったと考え、怒りを抱いておられる国民の皆さんの代表者としてお受けする」と自分に言い聞かせたとのべました。
年間大賞はTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称、「ふてほど」が選ばれました。トップテンには、米大リーグの大谷翔平選手が1シーズンで50本塁打と50盗塁を達成した「50―50」や闇バイトを違法ではないとアピールして募集する「ホワイト案件」、パリ五輪で銅メダルを受賞した馬術団体の「初老ジャパン」などが入りました。