2023年12月17日(日)
さあ党大会 「大運動」成功へ
高校生が突然 党事務所に
「人間の自由」に共感 「授業と全然違った」
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日本共産党第29回大会(来年1月開催)の決議案に新たに盛り込まれた、「人間の自由」を真正面に据えた社会主義が若者の新鮮な共感を呼んでいます。
11月に日本共産党愛知県委員会を3人の高校生が突然、訪ねてきました。政党の考えを調べていたといいます。
高校生が「共産党は国会でいい質問をしているが、社会主義はソ連や中国のような自由がない社会だと思う。共産党はどう考えていますか」と聞きました。
県委員会の青年・学生部長の都出浩介さんは「僕たちのめざす社会主義は違うんだ」と話し、“「人間の自由」こそ社会主義・共産主義の目的であり、最大の特質”と書かれた決議案第4章を渡し、読みました。日本共産党がソ連や中国の干渉とたたかってきた歴史も話しました。
「学校で習ってきたことやニュースで見たこととは全然違った」。身を乗り出して聞いていました。話は1時間ほどに及びました。
2週間後、3人のうちの1人が別の友人を連れて「もう少し聞きたい」と再び訪ねてきました。
都出さんらは「各人の自由な発展が万人の自由な発展の条件であるような一つの結合社会」というマルクス・エンゲルスの『共産党宣言』を紹介。労働時間を短くして自由な時間を増やし人間の自由を豊かにする未来社会論を説明すると高校生は「マルクスはそこまで未来のことを考えていたんですね」と目を輝かせました。後日、高校生は『共産党宣言』、党綱領を読んだと言います。
若者は高学費、低賃金に苦しめられ、広がる格差や気候危機など資本主義そのものに矛盾や行き詰まりを感じています。
都出さんは「『人間の自由』が最大の目的であり特質だという社会主義の魅力をストレートに訴えるときです」と話しました。