2022年12月18日(日)
差別の構造 明治から
宮本岳志氏 ジェンダー問題語る
大阪の高校生と対話
![]() (写真)高校生(手前)からインタビューを受ける宮本(正面右)、長尾(同左)の両氏=16日、大阪市天王寺区 |
母体保護法で人工妊娠中絶には配偶者の同意が必要とされている問題で日本共産党の宮本岳志衆院議員が16日、大阪市天王寺区の党府委員会事務所で大阪教育大学付属高校平野校舎2年の生徒からインタビューを受けました。大阪女性後援会代表委員でジェンダー問題にくわしい長尾ゆりさんが同席しました。
生徒たちは学校の「総合的な学習の時間」で、「母体保護法は変わるべきか、人工妊娠中絶に配偶者の同意が必要という条文は女性の権利を侵害していないか」というテーマで研究。研究発表に使いたいとして大阪選出国会議員の一人である宮本議員に、法改正に慎重な意見があることや政治家の関心度、リプロダクティブ・ヘルス・アンド・ライツ(性と生殖に関する健康と権利)や性教育が国際水準から遅れている問題などについて尋ねました。
宮本議員は党中央作成のジェンダー平等パンフレットを贈呈し、日本の遅れのおおもとに明治時代に強化されたジェンダー差別の構造を自民党政治が今日まで引き継ぎ、女性を安い労働力として利用したい財界いいなりの政治があることを詳述。長尾さんは、女性の国会議員が少ない問題や憲法の条項を実現すること、ジェンダー平等先進国は経済も発展していると述べ、学んで議論し、行動することが大切と語りました。