2019年3月29日(金)
きょうの潮流
みんなで社会を支えるための「会費」。税金について国税庁がこんな説明をしています。国民のために役立つ活動や、社会での助け合いのための活動に使われていると▼いま各地で税金の使い道が問われています。ムダな大型開発の典型と批判され、10年ほど前に凍結された下関北九州道路。安倍自公政権のもとで復活し、山口と福岡を結ぶことから「安倍・麻生道路」とやゆされています▼必要も採算も度外視した2000億円もの巨大事業をやめて県民の命とくらしを守ろう。高齢者・福祉乗車券や国保料の引き下げ、中学卒業までの医療費無料や災害対策へ。北九州市小倉北区から福岡県議に挑む日本共産党の大石正信さんの提案が共感を広げています▼カジノに巨額をつぎ込むのではなく、子育て世代や働く人たち、地域の企業を応援するために税金を使うべき―。こちらは北海道・苫小牧から道議に挑戦する松橋ちはるさん。ブラック企業に勤めていた自身の体験から、若者が夢をあきらめない町や社会をと呼びかけています▼いずれも定数3の激しく厳しいたたかいですが、悪政に苦しんでいる人びとの代弁者としてがんばり抜く決意で議席の獲得をめざしています。きょう告示される道府県・政令市議選。それは全国の候補者に共通する思いでも▼長く市議として住民の生活相談にのってきた大石さんは、切実な声を政治に届け続けてきました。「私たちの訴えには希望がある。この国の未来を切り開いていくためにも、負けられない」