町民とともに南光町・山田町政24年 (1)ひまわりで、町おこし |
(1)ひまわりで、町おこし
(2)「8020」運動発祥の地 目を見張る福祉・保健
(3)教育・文化・スポーツ 施設充実でサークル活発
(4)住民の声生かし、力合わせ公正で明るい町づくり
ひまわり祭りを訪れた人たちと気さくに交流する山田町長(左から2人目)=南光町 |
山あいの町に広がる鮮やかなひまわり――すっかり有名になった南光町の風景です。
毎年、町内の七―八カ所で、三十ヘクタールから四十ヘクタールのひまわりの集団栽培がおこなわれ、ことしも百七十万本のひまわりが咲き誇りました。テレビや新聞でも大きく紹介され、夏のひまわり祭りには例年十五万人が訪れ、大にぎわいです。
ひまわり栽培は一九九〇年から始まり、ひまわりによる町おこし―「ひまわりの郷づくり」がすすんできました。
加工施設「ひまわり館」で、ひまわりの種から油をつくります。ひまわり油と、それを利用したドレッシングやボディーソープ、カレーなど二次加工品を町の特産品として販売しています。
無農薬で栽培されたひまわりの種を精製し、添加物をいっさい使わないひまわり油は、市民団体「日本子孫基金」が昨年出版した『食べたい、安全!』のなかで、全国に五つある安全なサラダ油の一つとして、三つ星マーク入りで紹介されています。
絵本作家の永田萌さんは、京都新聞七月二十二日付のエッセイで、「うちは、料理上手の夫が市販のサラダドレッシングの人工的な味が嫌いで毎回自分で作っていたのだが、ある日このひまわりドレッシングに出会い、そのおいしさに、以来手作りをやめてしまったほど」と書いています。
農業の基盤整備や生活環境の改善も、大きく前進しました。
ほ場整備率は78%と、佐用郡内でもっとも高く、農道の舗装もすすんでいます。
町長就任当時、上水道はごく一部の集落でしか普及していませんでしたが、山田町政は全町的に町営水道を普及。消火栓もすべての家庭に届くよう整備されました。公共下水道、農業集落排水、合併処理浄化槽の整備にも努力し、山田町政発足前は手つかずだった下排水処理が、いま整備率92%になっています。
全部の家に車が入れることをめざし、各戸に通じる町道の拡張や舗装が大きくすすんでいます。
(2004年8月24日「しんぶん赤旗」より)
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(2004/9/19「んぶん赤旗」)