兵庫・南光町
山田町長7選 希望ある町づくりへ
04年9月12日投開票の兵庫県南光町長選で、「明るい町政をすすめる会」が推す、日本共産党員の山田兼三氏(56)=無現=が、反町長勢力の推す梅内克敏氏(56)=前町議、無新=を激戦の末破り、7期目の当選を果たしました。
3月の住民投票で、佐用町、上月町との合併賛成が多数に。山田町長は、「住民が主人公」の立場からこの結果を尊重し、合併を推進しています。来年10月の合併を控え、町長選は、同町で最後のものでした。
山田町長は、「町民が築いた南光町の良さを生かす合併のために、6期24年の行政経験を生かせる私に最後の町長としての責任を果たさせてください」と訴え、町民の共感を広げました。
相手側は、「山田は合併に判を押さない」などとデマ宣伝し、地域を激しくしめつけ。これにたいし、「明るい会」が事実で反撃するとともに、「相手は悪口だけ」「合併を前に山田さんを落としたらいかん」と、多くの町民が勇気をもって立ち上がりました。
奮闘した山本恒一さん(73)=徳久地区区長会会長=は、「最終盤、『え、あの人も』とかなりの人が動いてくれたのが大きかった。町民はだまされんかったし、しめつけにも負けんかった」といいます。
合併まで1年。山田町長はいいます。
「たたかいは終わりました。今後は、すべての町民のみなさんの総意で希望ある町づくりができるよう、力を尽くします」。
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当 山田兼三 1669
梅内克敏 1438
(投票率85・14%)
(2004年9月19日しんぶん「赤旗」より)