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2024年12月18日(水)

きょうの潮流

 この顔がうそをつく顔に見えますか? そう言って国民をだまし、猛反発された自民党の首相がいましたが、あきれた姿は今も変わらないのか▼今国会でのこと。新規発行が停止された健康保険証をめぐり総裁選での主張と違うではないかと問われた石破首相は、こんな答弁を。「そこにおいて掲げた政策が私は当選をしたのだからこの通りにやるということではない」▼国民の前で堂々と口にしていたことをあっさりと覆す。これでは何を信じていいのか政治不信が募るのも当たり前です。保険証にかぎらず、言い張ってきたことを石破首相は次つぎとほごにしています▼共産党の吉良よし子参院議員が迫った大学学費の値上げ問題もしかり。首相は国立大や高専の無償化を公約しながら、そのための予算を増やすとは言わない。アルバイトに追われる学生をさらに追いつめる値上げを止める責任が政治にあると指摘されても大学側に責任を転嫁する▼大企業や富裕層の優遇措置を改めるべきだ―。大門実紀史議員がとりあげた税制のゆがみについても見直しが必要と述べていながら、やる気さえみせない。両議員はこれらの問題を一貫して追及してきました。それこそ国民との公約として▼自民、公明、維新、国民民主などの賛成多数で可決した約14兆円の補正予算。過去最高の軍事費ではなく、教育や生活、被災地支援に。共産党は予算の使い方の組み替えを求めました。若者が学ぶために借金をしなくてはいけない国のかたちを変えるために。


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