2024年11月14日(木)
きょうの潮流
パワハラ問題など疑惑まみれで知事の失職に伴う兵庫県知事選(17日投票)。総選挙で大敗した自民党は候補者を立てられず、3人の候補を分かれて推し古い県政の継続をねらっています。これに対し県民に冷たい県政の転換を掲げるのが、「いのちの平等」を精神に「誰一人取り残さない県政を」と訴える医師の、おおさわ芳清さん▼自民が推す3人のうち、失職した前知事はパワハラや県政私物化に反省もなく立候補。大型開発優先の古い県政を続けながら「改革を止めない」と居直っています▼元尼崎市長は保育所、公民館、市営住宅などを次々と統廃合し、付いた異名が「〇〇不動産」。子ども医療費の無料化にも強く反対し、県政で自治体リストラを進める姿勢です。維新の元参院議員は裏金疑惑で告発され、返還すべき政党助成金を2772万円もため込み「身を切る改革」は偽りです▼兵庫県は財政力全国5位なのに福祉や教育など全国最低クラス。6000億円も投じる不要不急の高速道路など大型開発に熱中しているからです。いのち・暮らし第一と主張するのもおおさわさんだけ▼県民の声にこたえる候補はだれか。病院長として職員と力をあわせ、コロナ危機に立ち向かったおおさわさんこそ県政を立て直すリーダーに最適、との声が各地で広がっています▼「総選挙で下した審判を知事選でも。自民中心の古い県政の継続を許さず、おおさわさんで県民が主人公の県政へ」。県民の幅広い共同で新しい県政を実現するときです。