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2024年10月9日(水)

あかみね予定候補再選に敵対し「オール沖縄」の団結壊す

小池書記局長 れいわの1区擁立抗議

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(写真)記者会見する小池晃書記局長=8日、国会内

 れいわ新選組が「オール沖縄」のあかみね政賢予定候補に対抗する形で、衆院沖縄1区への候補者擁立を発表したことに対して、日本共産党の小池晃書記局長は8日、直ちに国会内で記者会見し、れいわの候補擁立は、あかみね氏再選への敵対行為であるのみならず、「辺野古新基地反対」で団結してきた「オール沖縄」の取り組みへの破壊行為だと厳しく抗議しました。

 小池氏は「あかみね氏は、日本共産党の唯一の小選挙区選出議員であるだけでなく、沖縄を代表する政治家だ。辺野古新基地建設の問題点を繰り返し追及し、南西諸島へのミサイル配備にも、米兵の性暴力にも、県民の怒りをぶつけ、県民のくらしと経済を支えるためにも奮闘してきた、党派を超えた『宝の議席』だ」と述べました。

 その上で、小池氏は今月2日、れいわの高井崇志幹事長が、沖縄1区に候補者擁立の準備をしており、東京14区、神奈川2区と、高井氏自身が立候補する埼玉13区での「候補者調整」を要請してきたことを明らかにしました。その際、小池氏は「沖縄1区に立ててほしくなければ、他の候補者を降ろせということか。そんな申し出には応じられない」と返答し、「山本太郎代表は野党共闘しないと繰り返し表明してきたのに、筋が通らないではないか」と指摘しました。

 小池氏はさらに、「あかみね氏は日本共産党の現職議員であるだけでなく、次期総選挙でも『オール沖縄』の代表として、全体の議論で確認された候補者だ」として、「その合意を破壊することは許されない」と通告したことを明らかにしました。小池氏は「れいわは、沖縄でこれまで行われてきた『4区候補者選定会議』に出席してきたが、1区のことには一言も触れてこなかった」と指摘したことも明らかにし、「辺野古新基地建設にも、南西諸島の軍事要塞(ようさい)化にも、最も厳しく対決してきた共産党のあかみね氏に対抗馬を立てることは、二重三重に筋が通らない」と批判しました。

 小池氏はさらに、高井氏が「総選挙近し」の情報が流れた昨年6月にも、沖縄1区、東京20区、京都1区、大阪5区で候補者を決定したと伝え、候補者調整を求めてきたことを公表。これは、日本共産党が重視していた選挙区に対する「狙い撃ち」とも言うべきやり方でしたが、その際にも小池氏は「どの選挙区に候補者を立てるかは、れいわの判断だが、沖縄1区への擁立は共産党のみならず、オール沖縄全体への敵対行為になる」と警告し、当時「オール沖縄」陣営にれいわの申し出を伝えたところ、「当然ながら強い怒りが沸き上がったと聞いている」と述べました。

 その上で、小池氏は「オール沖縄」の団結を強め、沖縄1区での、あかみね必勝へ全力を尽くす決意を表明しました。


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