2024年3月1日(金)
大幅賃上げへ攻勢
全労連 3・14統一スト配置
|
全労連の黒澤幸一事務局長は29日、東京都内で会見し、3月14日を中心に、波状的にストライキを構えて大幅賃上げを実現し、生活を改善する歴史的な春闘にしようと呼びかけました。
黒澤氏は春闘の四つの重要テーマとして、(1)国や自治体が公的役割をしっかりと果たす「公共を取り戻す」取り組み強化(2)たたかう労働組合やストへの期待を力に、全ての労働者に大幅賃上げ(3)四半世紀以上の実質賃金低下を取り戻し、生活を改善させる歴史的賃上げ(4)「多様な働き方」「労使自治」を口実にした労働者保護法制の改悪を許さない―を挙げました。
黒澤氏は、中小企業での賃上げ要求でも気後れせず攻勢に出る重要性を指摘。「企業の支払い能力からではなく、生活改善をめざす賃上げ要求を躊躇(ちゅうちょ)せずに要求していく」と強調しました。
現在、多くの職場が要求書提出の真っ最中だとし、「納得いかない回答に対しては、ストを含む闘いを、粘り強くおこなう準備に入っている」とのべました。
賃上げ要求は、全労連・国民春闘が月額3万円以上を掲げ、JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)は4万円以上、福祉保育労は5万3000円以上など上積みしています。