2024年2月26日(月)
教育語り共同広げよう
全教など集会 全国の経験交流
都内で開催
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全日本教職員組合(全教)などは25日、参加と共同の学校づくりや、子どものための教育課程づくりの経験を話し合う交流集会を東京都内で開きました。オンラインを含め全国から約80人が参加しました。主催は全教のほか、教組共闘連絡会、民主教育研究所、子どもの権利・教育・文化全国センター。
全体会の基調報告で全教の浪岡知朗教育文化局長は、全国1741の市区町村で教職員と保護者、地域市民が率直に語り合う「教育懇談会」を開き、要求実現に向けて草の根から声を上げる「教育大運動1741」を進めようと呼びかけました。
元中学教師で、教育のつどい「参加と共同の学校づくり分科会」共同研究者の宮下聡さんが講演。自身が現職のときに行われていた東京都町田市での教育懇談会について語りました。
保護者と教員が対等の立場で運営にかかわる懇談会を市内8地域で継続的に実施。親の言葉を聞く中で目線を変えてみることの大切さを教えられたと強調し、「分かってくれる人だけの集まり」ではなく、立場の違う人とも話し合う場を持ち、共同を広げることを訴えました。
各地の取り組みを交流。東京都武蔵野市の学校事務職員は、「多忙で学校から出られない教員」と「学校のようすを知りたい市民・保護者」をつなごうと、ゆるやかに集う「教育カフェ」を始めて今年で10年目になる経験を報告しました。
「教育課程」「不登校」「子どもの居場所」「特別支援教育」をテーマにした四つの分科会が開かれました。