2023年12月6日(水)
オスプレイ事故死63人
本紙集計 屋久島沖では6人
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米空軍横田基地(東京都)所属のCV22オスプレイが11月29日、鹿児島県屋久島沖で墜落して6日で1週間になります。5日時点で乗組員8人中6人の死亡が確認されており、現場海域周辺で、米軍や自衛隊、海上保安庁などが残る2人の捜索を続けています。
オスプレイは開発段階から墜落事故が相次ぎ、多くの乗組員が死亡(表)。本紙の集計で、これまでに63人の死亡が確認されています。戦闘による死者は1人もなく、すべて墜落など事故によるものという異常事態です。
とりわけ、2022年以降の2年間で4機が墜落し、死亡確認は18人となっています。また、今回の屋久島沖での死亡者数は、実戦配備後では最多です。
あまりの犠牲者の多さから、オスプレイは米メディアから「空飛ぶ棺おけ」と呼ばれたこともありました。米軍が安全対策を怠ったとして、遺族による訴訟も発生しています。
このままでは、住民が巻き添えになる事故は避けられません。「構造的欠陥機」であるオスプレイ配備の撤回に踏み切るべきです。