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2023年12月4日(月)

バスも減便 無責任だ

北海道鉄路「いちの日」行動

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(写真)鉄路守れと訴える人たちと、はたやま氏(左から2人目)=1日、札幌市

 イルミネーションで彩られた札幌駅前で1日夜、「北の鉄路存続を求める会」が今年最後の「いちの日」行動を繰り広げました。

 小室正範事務局長はこの日、バスのダイヤ改定で道内640便もの減便や廃線がされたと告発。持続可能な公共交通の確保との名目で鉄道の代替交通手段と言われてきたバスが減便される現状を「改めて住民の基本的人権、“移動の権利”が鋭く問われる状況だ」と強調しました。

 日本共産党の、はたやま和也衆院比例予定候補は「バス運転者が足りないと言われる中、鉄路をバス転換するというのは無責任」と批判。広い北海道で鉄路は通学や物流に欠かせないとし、バス転換を進めるとしていた路線も維持存続へ議論し直す必要がないかと問いながら、共産党が昨年発表した「全国の鉄道網を維持・活性化し、未来に引き継ぐために」の提言を紹介。「鉄道を復権させたヨーロッパのように国が地域をしっかり支える道に切り替えるため力を尽くします」と表明しました。

 安全問題研究会の地脇聖孝氏は「今こそ大企業や大型開発優先ではなく、市民の暮らしを大切にする政治に」と語り、根室本線の災害復旧と存続を求める会の佐野周二氏がメッセージを寄せました。

 学校帰りの2人の高校生は「バスの減便で地下鉄を経由しなければならず、不便になり交通費も高くなる」「鉄道を無理にバス転換してもっとバスが回らなくなったら困る」とビラを持ち帰りました。


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