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2023年7月13日(木)

統一協会ウェブサイト

「欺瞞だ」と弁護士

野党国対ヒアリング

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(写真)統一協会問題国対ヒアリングで訴える被害者の橋田達夫さん=11日、国会内

 統一協会問題に関する野党国対ヒアリングが11日、国会内で開かれました。「全国統一教会被害対策弁護団」の阿部克臣弁護士は、教団が今月リニューアルしたウェブサイトは「非常に欺瞞(ぎまん)的で事実に反している」と批判しました。

 教団は同サイト上で「相談件数は27件(2021年、消費者庁への相談件数)」「当法人に関する最近の相談は、全体の中では数(2~4)%とかなり少ない」「年々相談が減っていたにもかかわらず、今回の報道後一気に増えた」などと被害を矮小(わいしょう)化しています。

 阿部氏は、全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が実際に事件として受任した被害額は「09年に統一協会がコンプライアンス宣言した以降も7億円ある」と指摘。日本弁護士連合会の今年3月の発表によれば、霊感商法に対する全相談762件のうち統一協会に関する相談は510件で66・9%を占め、そのうち、いまも継続中のものと10年以内に寄せられた相談が合わせて44・9%にのぼることを明らかにしました。

 ジャーナリストの鈴木エイト氏は、安倍晋三元首相の銃撃事件にふれ、「亡くなってから1年たったが、(統一協会と)政治家との関係は何も解決していない。なぜ安倍さんが亡くなる事件に発展したのか。自民党は全く調査をしていない」と批判。「いかにこういう団体の影響がない政治、政界にしていくかを考えていく必要がある」と語りました。

 本名と顔を出して被害を訴えてきた橋田達夫さんは、「現在も被害者がいる。新たな被害者を出さないためにも一日も早い解散命令請求をしてほしい」と訴えました。


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