2022年5月19日(木)
羽田 都心上空飛行ルート
野党議連が国交省ヒアリング
小池・笠井・山添氏が参加
超党派の野党議員でつくる「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」の総会と国土交通省からのヒアリングが18日、国会内で行われました。
日本共産党、立憲民主党、社民党の衆参議員が参加。議連会長の海江田万里衆院議員があいさつし、日本共産党の小池晃書記局長・参院議員(議連顧問)、笠井亮衆院議員(同副会長)、山添拓参院議員(同事務局次長)も決意を述べました。
続いて各地の住民も参加し国交省からのヒアリングを行い、都心上空を飛行する羽田空港の新ルートの導入から2年余が経過したもとで生じている問題についてただしました。
焦点になったのは今年3月に渋谷区内のテニスコートに小石ほどの氷塊が落下した問題。同省が「ルートから350メートル離れており、航空機由来の可能性は低い」としたことに対し、参加者は「現地に行くと飛行ルートはほぼ真上」などとして、航空機の実際の航跡や氷塊が落下することが多いとされる車輪の「脚下げ」の時期との関係について詳細をただしました。
このほかコロナ禍で航空需要が低迷し国際便の増便を口実とした新ルートを続ける必要がないこと、主要空港で行われている部品欠落調査の状況、新ルートの「固定化を回避する」として同省が設置した検討会での検討によっても都心上空飛行が避けられないことなどもただしました。