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2022年5月18日(水)

「適正管理のストックヤードを」

盛り土規制 武田氏に参考人

参院国交委

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(写真)参考人として出席する(前列右から)蔵治、大島、高橋の各氏=17日、参院国交委

 参院国土交通委員会は17日、盛り土規制を行う、宅地造成等規制法の一部を改正する法律案について、参考人質疑を行いました。

 神奈川県の大島伸生県土整備局長は、県の盛り土規制条例を紹介した上で、国レベルで「早期の法整備と、財政的・技術的支援を」と強調しました。建交労の高橋立顕ダンプ部会長は、法案で触れられていない民間ストックヤードが不正な残土処分の抜け道になっているとして「残土は発生者・元請けが最後まで適切に管理することなどが必要だ」と訴えました。

 日本共産党の武田良介議員が、発生者責任を明確にすべきだと質問したのに対し、発生者が残土を長期間管理するのは「過度な負担」になると政府が答弁したことについて、実際の現場はどうなっているか聞きました。高橋氏は「土の移動がないと、ストックヤードの利益につながらない。それほど時間はかからないのでは」と述べました。

 武田氏は、盛り土規制について、どのように住民に周知するかについても質問。東京大の蔵治光一郎教授は「普段から森林に関心を持ってもらいたい。森林へ入る道路で不審な車を見たなどの情報を共有し、関連する行政へ報告することなどが災害の未然防止につながると考える」と答えました。


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