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2022年5月8日(日)

「核報復の手順 日米で協議を」

安倍元首相が発言

 自民党の安倍晋三元首相は6日夜、BSフジの番組に出演し、日本が核攻撃を受けたときにアメリカが核兵器で報復する具体的な手順を日米間で決める必要があるとの考えを示しました。

 安倍氏は、ロシアのプーチン政権が核兵器使用に言及し、北朝鮮が核実験を続ける中で、「アメリカが必ず核の報復をするという確証を相手が持たないと抑止力にならない」と強調。「どのような手順でアメリカが日本のために報復するか、手順を話し合い、検証していく必要がある」とのべました。

 また、「敵基地攻撃能力」の名称を「反撃能力」に変更するよう求めた自民党の提言については、「先制攻撃するとの誤解を払しょくでき、(基地以外の)いろいろな対象も念頭に置いているということを相手に思わせることができる」と評価。軍事費を国内総生産(GDP)の2%以上と大軍拡を主張していることについても「国際的な責任を果たす目標。平和と安定が保たれ、日本の繁栄につながる」などと合理化しました。


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