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2022年5月4日(水)

9条を守り生かす――この一点で力を合わせよう

志位委員長があいさつ

憲法大集会

 憲法大集会であいさつした日本共産党の志位委員長は、「世界に誇る憲法9条を守り生かそう――この一点で力を合わせましょう」と訴えました。(あいさつ全文)

 志位氏は冒頭、ロシアのウクライナ侵略について、「いま大事なことは、あれこれの『価値観』で世界を二分するのではなく、『国連憲章を守れ』の一点で、全世界が団結することです」と強調。危機に乗じた9条改憲の大合唱が起きているとして、「日本が直面する最大の現実の危険は、米軍が軍事行動を始めたら、安保法制=集団的自衛権を発動して、自衛隊が米軍と一体になって、『敵基地攻撃』で攻め込む。その結果、その戦火が日本に及んでくることです」と批判しました。

 志位氏は、この道を進めば、とてつもない大軍拡が必要になると告発。自民党が5年以内に軍事費をGDP(国内総生産)比2%以上にすると宣言していることに触れ、「大軍拡が、消費税の大増税か、社会保障の大幅削減になる。火を見るよりも明らかです」と強調しました。

 その上で、日本共産党が提案している、9条を生かして東アジアに平和をつくる「外交ビジョン」を紹介。「日本がやるべきは、ASEAN―東南アジア諸国連合の国ぐにと連携して、9条を生かして東アジアを戦争の心配のない平和な地域にすることではないでしょうか」と強調し、「世界に誇る憲法9条を守り生かそう」とよびかけました。


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