2022年5月2日(月)
平和のための三つの呼びかけ
メーデー 志位委員長があいさつ
日本共産党の志位和夫委員長は1日開かれた第93回中央メーデー集会の激励あいさつで、ロシアによるウクライナ侵略のもとで、平和のための三つの呼びかけを行いました。(詳報)
第一は、戦争をどう終わらせるかという問題です。志位氏は「今大切なことは、あれこれの『価値観』で世界を二分することでなく、『ロシアは侵略やめよ』『国連憲章を守れ』の一点で世界が団結すること」だとして、「国連憲章にもとづく平和の国際秩序を回復するために力を尽くそう」と訴えました。
第二は、核兵器の使用を絶対に許してはならないことです。志位氏は「核兵器は人間に持たせてはならない『絶対悪』の兵器だ」として、核兵器の使用を止める唯一の保障は核兵器廃絶だと強調。日本政府に核兵器禁止条約の参加の決断を求めようと述べました。
第三は、危機に乗じた「戦争する国」づくりを絶対許してはならないことです。志位氏は、戦争を起こさないための9条を生かした外交に知恵と力を尽くすのが政治の役割だと指摘。「9条を改定し、日本を『軍事対軍事』の危険な道に引き込む動きを、みんなで力を合わせてとめよう」と呼びかけました。