2022年4月29日(金)
幼児間の性被害防げ
本村氏「調査、第三者委で」
衆院内閣委
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日本共産党の本村伸子議員は27日の衆院内閣委員会で、子どもの人権・尊厳にかかわって、幼児間性暴力の問題をとりあげ、おとなからの性暴力被害も含め調査を行うための第三者委員会の制度が必要だと強調しました。
本村氏は愛知県内の私立幼稚園で起きた幼児間性暴力で、被害幼児が園側から「うそつき」と非難され退園に追い込まれた事例をあげ、保護者も関係機関をたらい回しにされ、被害幼児は今も精神的に苦しんでいると指摘しました。
野田聖子こども政策担当相は「調査して子どもを守れるような体制を検討させてもらいたい」と述べました。
本村氏は、幼児間性暴力はおとなの目が行き届かない中で発生すると指摘。4、5歳児30人を保育士1人で見る現在の配置基準で安全が守れると考えるのかとただしました。
野田氏は「保育士の配置の改善は重要な課題だ。引き続き毎年度の予算編成過程で財源の確保に努めていく」と答弁しました。
本村氏は、4、5歳児の保育士の配置基準は74年前の基準だと指摘。政府が「こどもまんなか社会」を目指すと言うなら子どもを大切にしていない基準は早急に見直すべきだと求めました。