2022年4月28日(木)
地位協定改定 県民の総意
沖縄本土復帰50年決議 紙氏が反対
参院委で可決
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参院沖縄北方問題特別委員会は27日、沖縄本土復帰50年に関する決議を賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。
日本共産党の紙智子議員は、決議に反対する意見表明を行いました。紙氏は、「復帰50年の国会決議で重要なことは、沖縄がたどってきた歴史と現状に鑑み、寄り添い、県民の願いを踏まえたものにすることだ」と強調。「最低限『日米地位協定の見直し』は譲れず、野党案には表現が盛り込まれたものの、与党の意見でその部分も修正され、決議案では『日米地位協定の実情を注視し』になった」と指摘しました。
その上で「50年を経て『実情を注視、あるべき姿を不断に追求』にとどまることは、基地があるゆえに生じている沖縄県民への苦難の解決にはならず、決議の表題にある『沖縄を取り巻く諸課題の解決促進』に沿わない」と批判しました。
紙氏は、沖縄県議会が2019年10月に自民党含め全会一致で「日米地位協定の抜本的改定を求める意見書」をあげていると指摘、日米地位協定の改定を求める声は沖縄県民の総意であり、その願いに寄り添う姿勢を国会が示す必要があると主張しました。