2022年4月21日(木)
オスプレイつり下げ訓練抗議
宜野座村議会が意見書
沖縄
米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが14日、沖縄県宜野座村城原区で、つり下げ訓練を実施しました。宜野座村議会は20日、臨時議会を開き、つり下げ訓練に厳重に抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。
オスプレイは14日午後3時から4時にかけて物資のつり下げ訓練を実施しました。
宜野座村議会は意見書・抗議決議で、米軍機の飛行訓練に対し、何度も抗議と改善を要求してきたにもかかわらず、夜間訓練や民間地域上空での飛行訓練が続けられていると指摘。執拗(しつよう)な旋回飛行や、50メートル以下の低空飛行も頻繁に目撃されているとし、「村民の安心で安全、平和な日常が侵害され続けている」と厳しく批判しました。
城原区に隣接する米軍キャンプ・ハンセン内の着陸帯は民家や集落に近く、危険なつり下げ訓練がたびたび強行されてきました。2017年には、米海兵隊ヘリが、つり下げていたタイヤを落下させる事故を起こしています。
意見書・抗議決議はつり下げ訓練の中止や民間地上空での飛行訓練の禁止、民家に近接する着陸帯の即時撤去などを求めています。