2022年4月21日(木)
基地整理・縮小と日米地位協定見直しは当然入れるべきだ
沖縄復帰50年国会決議 穀田国対委員長が会見
日本共産党の穀田恵二国対委員長は20日、国会内で記者会見し、沖縄本土復帰50年をめぐる国会決議の動きについて、基地のない平和な沖縄を求めてきた県民世論を踏まえ、「米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の見直し」を当然入れるべきだと表明しました。
穀田氏は、沖縄の本土復帰は、県民が島ぐるみの闘争で勝ち取ったものだと指摘し、当時の屋良朝苗琉球政府主席がまとめた「復帰措置に関する建議書」(1971年11月18日)には、日本国憲法の理想のもとで本土に復帰し基地のない平和な沖縄をつくろうという希望が語られていたと紹介。「ところが現実は、まさに米軍基地の圧倒的部分が沖縄に存在し、基地が平和、住民の暮らしを脅かす事態になっていることは明らかだ」と強調しました。
その上で、「復帰50年にあたっては、『平和な沖縄を』という決議にすべきだ。その点では、基地の整理・縮小と、米軍に特権を与えている日米地位協定の見直しという二つの内容が当然入るべきであり、沖縄県知事や多くの県民の世論を踏まえた形の決議とすべきだ」と表明しました。