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2022年4月20日(水)

事故被害者支援せよ

武田氏に 自賠法改正案で参考人

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(写真)参考人に質問する武田良介議員=7日、参院国交委

 参院国土交通委員会は7日、自動車損害賠償保障法等改正案について参考人質疑を行いました。

 東大の藤田友敬教授は、座長を務める政府の「自動車事故対策勘定あり方検討会」がまとめた事故被害者支援、事故防止対策の拡充と財源確保策について紹介しました。

 関東交通犯罪遺族の会の小沢樹里代表理事は、飲酒運転死亡事故の遺族としての体験や団体の活動から、遺族・被害者への支援が行き届く国のしくみの強化を訴えました。

 日本大学の福田弥夫教授は、座長を務めた政府の「自動車事故被害者救済対策あり方検討会」が取りまとめた療護施設の充実、リハビリ機会の確保、家族の高齢化によって介護が困難になった後の備えを紹介しました。

 質疑で日本共産党の武田良介議員は、被害者支援で国に求めたいことを質問。小沢氏は「相談活動に取り組んでいるが、夜間の相談が多く対応が困難だ。夜間の相談業務を行政でも設けてほしい」と答えました。

 また武田氏は、2001年の自賠法改正でつくられた現在の財源確保策は、事業の必要額が確保されず無理があったのではないかと質問。藤田氏は「持続不可能な仕組みをつくってしまったのは確かだ」と認めました。


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