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2022年4月19日(火)

東富士共同訓練中止を

参院決算委 武田議員が迫る

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(写真)質問する武田良介議員=18日、参院決算委

 日本共産党の武田良介議員は18日の参院決算委員会で、山梨県内での米軍機の空中給油や、地元との合意に反して恒常化している東富士演習場(静岡県御殿場市)での共同訓練の中止を迫りました。

 今年3月23日、「陸地上空ではやらない」とする日米間の確認に違反し甲府市上空付近で米軍KC130空中給油機とF35Bステルス戦闘機が空中給油を強行した問題で、日本共産党の井上哲士参院議員が3月30日に質問。米軍への確認を繰り返し求めてきましたが、武田氏があらためてただしたところ、岡真臣地方協力局長は「現時点で回答はえられていない」と答弁しました。武田氏は「国民の命がかかっている。いつまでも回答なしで許される話ではない」と厳しく批判しました。

 武田氏は、2020年12月3日と21年1月14日にも富士山周辺で給油訓練を実施した疑いを追及。岡氏はこれらについても「米側に確認している」と答弁。武田氏は事実関係の確認を重ねて求めました。

 今年3月に強行された空中給油は、同月4日から25日まで東富士演習場などで実施された日米共同訓練の一環である可能性が濃厚です。武田氏は、東富士での共同訓練が恒常化しており、地元との合意事項である、「同一時間、同一地域で日米共同訓練を行わない」とする「二元管理」に反していると指摘。岸信夫防衛相は何ら根拠を示さず、「地元と確認し了解を得て実施している」との答弁を繰り返しました。

 さらに武田氏は、東富士などで米軍機から自衛隊のパラシュート降下訓練が常態化していることを指摘。「これが許されれば日米共同訓練はやりたい放題だ」と批判し、共同訓練の中止を求めました。


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