2022年4月15日(金)
盛り土 届け出上回る
高橋氏 「抜け道ない規制を」
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日本共産党の高橋千鶴子議員は6日の衆院国土交通委員会で、盛土規制法案で抜け道を許さない規制を求めました。
熱海の土石流災害をめぐって高橋氏は、事業者が県への届け出を上回る盛り土をし、既存の土地利用規制で対応できなかったと指摘し、法案で許可対象となる盛り土の規模を質問しました。国交省の宇野善昌都市局長は「現行の500平方メートル以上を基本に検討し、災害発生の恐れのある特定盛り土等規制区域は今後検討する」と答弁。高橋氏は、盛り土工事が許可内容と違うなど、住民からの通報で行政が動ける仕組みも求めました。
山間部に太陽光パネルを設置する際、盛り土行為が伴うことから、高橋氏はメガソーラーが土砂災害につながる事例や対処を質問。環境省の白石隆夫審議官は9年間で1700件、1万6000ヘクタールの林地で太陽光発電が行われていると述べるとともに、「都道府県が再エネ促進区域を設定する際、土地の安定性確保のため除外する区域等を定めるよう、省令で義務づけている」と答えました。経済産業省の苗村公嗣審議官は、太陽光発電設備の事故が2019年度135件、20年度235件起きたとし、技術基準を見直していると述べました。