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2022年4月13日(水)

志位委員長が国際赤十字駐日代表と懇談

国際人道法と核禁条約の重要性

ウクライナ募金届けて

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(写真)懇談するレジス・サビオ赤十字国際委員会駐日代表(右)と志位和夫委員長=12日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は12日、国会内で赤十字国際委員会(ICRC)のレジス・サビオ駐日代表の訪問を受け、ウクライナ危機の現状と国際人道法の重要性や、ICRCが推進してきた核兵器禁止条約の今後の展望について意見交換しました。志位氏は、党に寄せられたウクライナ募金の2次分1642万5084円を日本赤十字社を通じてICRCに送ることも伝えました。

 サビオ氏は、日本共産党から届けられた募金に感謝を表明。ウクライナの現状について「食料も水も電気もなく、通信手段もないような状況にある」として、子どもから老人まであらゆる世代の人々が困難に直面していると語りました。核問題では「今や誰も核兵器が安全保障の一部であると信じるものはいない」と強調。核兵器の使用の危険性の高まりに懸念を示しました。

 志位氏は、ICRCがジュネーブ諸条約に基づいて活動する唯一無二の国際的な人道組織として大きな役割を果たしていることに敬意を表明しました。また、ウクライナのブチャなどで民間人の大量虐殺が報じられており、戦争犯罪であると糾弾。これに対しサビオ氏は、現場で活動するICRCが日々目撃した生々しい惨状を説明しました。

 志位氏は、核兵器廃絶について取り組んできたことにふれ、日本の一刻も早い核兵器禁止条約への参加は党の一貫した主張だと説明しました。

 志位氏は、ジュネーブ諸条約について「大変大事な人類の歩みを踏まえた条約だ」と強調。「戦争の性格にかかわらず、どんな国であれ守らなければならないルールだ」として、このルールに照らして核兵器という非人道的兵器を無くすという立場をICRCが取っていることを「心強い」と述べました。

 志位氏は、この戦争をどう終結させるかについて「国際世論の力で侵略をとめ、侵略者に裁きをかける。そして国連憲章にもとづく平和の国際秩序を回復するという終わり方が大事です」「できるだけ多くの人々の命を救うために、私たちも皆さんとも協力させていただいて力を尽くしたい」と表明しました。


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