2022年4月12日(火)
京都知事選 梶川氏が健闘
「税金はコロナ・暮らしに」反響
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任期満了にともなう京都府知事選挙が10日投開票され、広範な市民や団体でつくる「つなぐ京都2022」から立候補した京都総評議長の梶川憲氏(62)=無所属・新、日本共産党・緑の党府本部推薦、新社会党府本部支持=は、25万1261票(得票率33・2%)を獲得し、健闘しましたが及びませんでした。
現職の西脇隆俊氏(66)=無、自民、公明、立民、国民推薦=が2期目の当選を決めました。
梶川氏は10日夜、結果を受けた会見で、「われわれの思いと府民の思いは一致し共鳴していた。北陸新幹線延伸や北山エリアの開発など大型事業ではなく、税金はコロナ対策やいのち、暮らしに使ってという声は地域を回る先々でわいて出た。その手ごたえは大きい」と語りました。
選挙戦は、梶川氏が掲げた北陸新幹線延伸計画の中止や府立植物園の商業開発の見直し、ひっ迫する保健所の再建などが争点に浮上しました。現職陣営は論戦から逃げ、争点隠しに終始。地域・団体など組織しめ付けにあけくれました。
梶川氏は、現職が討論会でもまともに回答しなかった姿勢を「責任回避」と批判し、「疑問をもちながら現職に投票した人もいる。指摘されたことに対し、まず府民への説明が必要だ。その府民の運動の先頭に引き続き立ちたい」と述べました。
当西脇 隆俊66無現 505651
(自民、公明、立民、国民推薦)
梶川 憲62無新 251261
(日本共産党・緑の党府本部推薦、新社会党府本部支持)
(投票率37・58%)