2022年4月9日(土)
ロシアは侵略やめよ
惨事便乗の改憲・核保有許さない
東京 総がかり集会に1800人
小池書記局長訴え
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ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵略に抗議する集会が8日、東京都千代田区にある日比谷野外音楽堂で行われました。市民や各野党の代表ら1800人(主催者発表)が参加し、「ロシアは侵略をやめろ」などと書いたプラカードを掲げてデモ行進しました。主催は総がかり行動実行委員会です。
あいさつした総がかり行動の小田川義和共同代表は、明白な侵略戦争だとロシアを批判し、「いかなる国の侵略戦争にも反対してきた私たちが行動に立ち上がらない選択肢はありません」と訴え。惨事便乗の「核共有」や「敵基地攻撃能力」保有論を批判し、「改憲も核保有も許さない世論を広げていこう」と述べました。
さまざまな立場の4人がスピーチ。「KNOW NUKES TOKYO」共同代表の中村涼香さんは、ロシアによる核兵器使用のどう喝に胸を痛めると同時に、核兵器は私たちの手でなくすことができると述べ、「私が生きる世界に核兵器はいりません。そのために声を上げ続けます」と語りました。
共産、立民、社民の各党代表が訴え。日本共産党の小池晃書記局長は「子どもたちが、女性たちが、高齢者が、無辜(むこ)の市民が次々殺されている。絶対に許すことはできない。ロシアは侵略をやめろ、ウクライナから撤退を、この声を大きくあげていこう」と呼びかけました。(各党の訴え)
東京都大田区の女性(60)は、「一日も早く戦争を終わらせるために意思表示しに来ました。武力には武力をという流れを止めたい」と話しました。