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2022年4月8日(金)

「ビキニデーin高知」でメッセージ 全体集会5月8日

「核実験で被ばく 事件次世代に」

国連事務次長・軍縮担当上級代表 中満泉氏

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 高知市内で開かれる「ビキニデーin高知」(主催・実行委員会)全体集会(5月8日)に、国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉氏がビデオメッセージを寄せることが7日までにわかりました。

 実行委員会の岡村啓佐事務局長宛てに快諾した中満氏の手紙では、「この事件から既に67年が経過していますが、核実験による健康や環境への影響は甚大で、被ばくされた元船員やご遺族の皆様に心からお見舞い申し上げます」と、のべたうえで「事件の記憶を次世代に引き継いでいくことは非常に重要であり、岡村様をはじめとする皆様が、被ばくに関する歴史を風化させないよう若い世代の皆様を巻き込み、ともに活動に取り組まれていることを大変心強く思います」としています。

 岡村事務局長は、「ビデオメッセージを寄せていただくということは、国連において『ビキニ事件』は第五福竜丸だけでなく、高知のマグロ漁船をはじめ全国のマグロ漁船が当時被ばくしたこと、そして『ビキニ事件はまだ終わっていない』ことを認識されたと捉えています。ロシアのウクライナ侵略の最中で、核兵器禁止条約締約国会議が6月に予定され、その前段に開催される高知ビキニデー集会でのメッセージは注目されます」と話しています。

 「ビキニデーin高知・全体集会」=高知市内(5月8日)では、小学校教諭の宮川真幸さんや青年・学生が参加して討論するパネルディスカッション「核被災と私の未来」があります。

 主催 同実行委員会。問い合わせ=高知県原水協☎088(875)3917


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