2022年4月6日(水)
基地ない豊かな沖縄を
復帰50年 県民大会30日開催へ
県議会与党4会派
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日本共産党を含む沖縄県議会与党4会派の代表らは5日、県議会で記者会見を開き、同県が今年、本土復帰50年を迎えるにあたり、米軍基地問題など沖縄が抱える課題や現状、県民の思いを国内外に訴えるため「復帰50年・基地のない平和で誇りある豊かな沖縄をめざす県民大会(仮称)」を30日に開催することを発表しました。
会見で読み上げられた大会趣旨は、戦後、県民の意思に反し本土から切り離され、27年間米軍の施政権下にあった沖縄は「多くの犠牲を払い、苦難の道を歩んできた」と指摘。沖縄には現在も在日米軍専用施設面積の約70%が集中し、県民の民意無視で名護市辺野古の米軍新基地建設が強行されており、子どもの貧困、低い県民所得など、「いまだに多くの課題が山積している」と述べています。
復帰後も、基本的人権の保障、基地のない平和な沖縄、地方自治権の確立、県民本位の経済開発などの県民の願いは果たされていないとしています。
日本共産党の渡久地修県議団長は、「県民が復帰に託した願いがいまだに実現されていないことを問い直すことが求められている」と訴えました。
県民大会は同大会実行委員会が主催。大会趣旨に賛同する県民・団体の結集で1万人規模の開催を目指しており、9日には実行委員会結成総会が開かれる予定です。