2022年4月5日(火)
民青 ウクライナ侵略に抗議
全国で思い発信 飛び入り参加も
ロシアのウクライナ侵略に対して抗議の声をあげようと、日本民主青年同盟(民青)が全国で立ち上がっています。(鈴木平人)
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各地で多彩な行動が取り組まれています。
励まされる思い
愛知では、平和委員会青年部と共同でおこなった2回の抗議行動に、1回目は200人が参加。2回目は20人から始まり、学生や高校生が次々と加わり、最後は110人に膨らみました。参加した古川大暁県委員長は、「侵略を許せないという思いが青年の中にあることが分かった。励まされる思い」と語ります。
北海道ではこれまでに計12回、札幌駅前で抗議行動を行いました。民青も参加した市民有志主催の抗議行動には200人が集まり、テレビでも報道されました。長野では、民青として取り組んだ緊急スタンディングが地元紙で取り上げられました。
福岡では、同盟員が「一人でも思いを発信したい」とスタンディングを呼びかけると、県内の同盟員が次々と集まり8人でスタンディングを行いました。
各地の行動に飛び入りで参加する青年も相次いでいます。
滋賀では、参加できる行動をインターネットで探していたという27歳の青年が参加。ウクライナ国旗色のマスクを着け、「戦争を身近に感じ、いてもたってもいられなかった」とスピーチしました。
千葉では、高校生5人組が飛び入りで参加し、マイクで「僕らも戦争反対です」と訴えました。
神奈川で対話になった20歳の青年は、「何かできることを探していた。今回の侵略は許せない」と話し、募金に協力しました。千葉で対話になった中学生は、「学校でも話題になる。SNSで自ら反戦の思いを発信している友だちもいる」と話していました。
訴えに共感加盟
政治や社会のことを学び行動する民青の姿に共感が寄せられ、加盟する人が出ています。
大阪ではシールアンケートで、「維新や与党の一部議員が言い出している改憲、核共有は悪手だと思う」と話す29歳の青年と対話。「普段から世界情勢について学ぶ場があるといい」という要求が出され、ジェンダー平等や気候危機の話題でも盛り上がり加盟しました。
北海道では、長く立ち止まって宣伝を見ていた青年にシールアンケートを持って声をかけました。普段は学習支援ボランティアで社会科も教えているという青年は、「戦争には反対です。憲法9条の問題も関心があります」と話し、その場で加盟しました。
愛知では、「自分一人では変えられないことでも力を合わせれば変えられると思う」と話す青年が、活動のアドバイザーである日本共産党が、中国や旧ソ連の横暴とも対決してきた歴史に共鳴し加盟しました。
加盟に立ち会った谷本麗之副委員長は、この間出会った青年を振り返り、「全ての青年が例外なく、ロシアによるウクライナ侵略に心痛めている。そういう青年たちと、どうすれば侵略をやめさせられるのか、日本はどうすべきかなどを考え行動していきたい。新入生歓迎企画では七つの連続講座などを用意しており、参加を呼びかけていく」と話しています。