2022年4月5日(火)
選挙違反疑惑 答えよ
自民京都府連献金 倉林氏が追及
参院決算委
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日本共産党の倉林明子議員は4日の参院決算委員会で、自民党京都府連が国政選挙前、候補者から集めた資金を府議・市議48人に50万円、計2450万円を配った問題について、公職選挙法違反の疑惑を追及しました。
「文春」オンライン報道によると、2012年12月当時の府連会長だった二之湯智氏あての内部文書には、13年夏の参院選に向け「選挙活動をより活性化させるため、表記の活動費について、西田昌司事務所からすでに府連に振り込まれておりますので、これを原資として…支給(交付)してよろしいか」と記述されています。
倉林氏は、内部文書について「承認した記憶はあるか」と追及。二之湯国家公安委員長は「この文書の存在は疑わしい」などと答弁しました。
倉林氏は、府連の収支報告で計2450万円配られた事実は確認されていると指摘。内部文書で寄付金の扱いを参院選収支と報告していることをあげて、「選挙活動費との認識だったのではないか」と迫りました。
「すべて政治活動費だ」と繰り返すだけで、まともに答えない二之湯公安委員長に対し、倉林氏は、寄付した衆院候補者の3人が配布の事実を認め「選挙のための金」と答えていることや、受け取った地方議員の複数からも証言が出ているとして、「公職選挙法違反ではないかという疑惑に正面から答えるべきだ」とただし、「疑いをかけられ告発もされている。説明責任を果たすべきだ」と厳しく批判しました。