2022年4月4日(月)
国会前 響く「侵略ノー」「9条改憲ノー」
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毎月3日に国会前で「ロシアは戦争やめよ」「NO WAR」「9条改憲NO」など、さまざまな思いを書いたポスターやカードを掲げるスタンディング行動が3日、国会正門前でありました。雨が降る中、約100人が参加しました。
ロシア軍によるウクライナへの軍事侵略開始から1カ月以上が経過しました。多くの参加者たちが、ロシアの軍事侵略に「NO」を突き付ける言葉を書いたカードを掲げていました。横断幕には「ロシア・プーチンはウクライナ侵略をただちにやめよ!今こそ9条を守り、核禁止を!」と書かれていました。
行動の呼びかけ人で作家の澤地久枝さんは「(戦争に)勝てないロシアは最後に原発に手を付けるのではないか」と指摘。「原発が攻撃されたら、ウクライナの人たちだけでなくロシアの人々も恐ろしい被害を受ける。世界中が話し合って原発をゼロにしなければ、私たちは安心して暮らせない。力は小さいけど、絶望せずに頑張りましょう」と呼びかけました。
「ウクライナに平和を」と書かれたプラカードを持参した男性(72)=埼玉県川口市=は、署名活動や募金にも取り組んでいるといいます。「ウクライナに経済などの人道的支援をするのは良いと思うが、騒動に乗じて9条を変えようとするのは許されない」と話しました。
東京都北区から参加した女性(80)は「ロシアがチェルノブイリ原発を占拠した時も、3月16日の地震の時も、改めて原発はとても危険だと感じた」と語りました。