しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年3月31日(木)

生保不正

「大量採用・脱落」正せ

田村貴昭氏、不祥事の背景指摘

写真

(写真)田村貴昭議員

 日本共産党の田村貴昭議員は23日の衆院財務金融委員会で、第一生命で起きた約20億円の巨額詐欺事件など生命保険会社で相次ぐ不正事件について質問しました。

 田村氏は、第一生命は2020年以降だけでも金銭詐取事件が山口県、和歌山県、福岡県などで発覚したほか、ソニー生命の170億円不正送金事件、日本生命のパワハラ事件など不祥事が続いているとして、金融庁の対応を質問。栗田照久監督局長は「報告徴求命令を発出して適時把握している」と答弁。この間も行政処分などの事案が起きていると認めました。

 田村氏は、生保の営業現場での不正の背景には業界にはびこる営業職員の「大量採用・大量脱落」(ターンオーバー問題)の悪癖があると指摘。「大手15社の20年度の退職者が3万人を超え5年以内に10人中8人が辞めている」として改善させるよう求めました。鈴木俊一金融担当相は「生命保険会社と対話を行い、ターンオーバー問題の改善に向けた取り組みを後押ししたい」と答えました。


pageup