2022年3月25日(金)
学生への家賃支援を
武田氏 公営住宅活用求める
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日本共産党の武田良介議員は16日の参院国土交通委員会で、コロナ禍で困窮する学生の実態を示し、家賃支援を要求しました。
武田氏は、「オンライン授業のため、契約したアパートには住んでいないのに家賃は払っている」などの学生の声を紹介。「そもそも家賃負担が重く、進学先を自宅から通える大学にしたとの声もある。住宅確保を自己責任にする新自由主義的な住宅政策が背景にある」と指摘しました。
武田氏は「重い家賃負担が学生の学びの妨げになってはならない」と追及。斉藤鉄夫国土交通相は「住まいは生活の基盤だ。社会全体として学生も含めた国民の居住の安定確保は大変重要だ」と述べました。
武田氏は「公営住宅は住宅セーフティーネットの基盤だが、地方には空き家も多い。学生が入居することも重要だ」として、国交省の取り組みを求めました。斉藤国交相は「公営住宅やセーフティーネット登録住宅で学生向けに提供している事例がある。引き続き周知したい」と答えました。